エッセイタイプ別の例

困難の克服に関するナラティブ・エッセイ

登攀の重み 登山口の空気は、湿った松の香りと、近づきつつある嵐の金属的な匂いで満ちていた。私はそこに立ち、15ポンド(約7キロ)という重さ以上に重く感じられるバックパックのストラップを調整しながら、山の険しいシルエットを見上げていた。多くの人々にとって、これは週末の行楽に過ぎないだろう。しかし私にとって、そ...

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登攀の重み

登山口の空気は、湿った松の香りと、近づきつつある嵐の金属的な匂いで満ちていた。私はそこに立ち、15ポンド(約7キロ)という重さ以上に重く感じられるバックパックのストラップを調整しながら、山の険しいシルエットを見上げていた。多くの人々にとって、これは週末の行楽に過ぎないだろう。しかし私にとって、それは大学1年目を通じて抱き続けてきたあらゆる不安が物理的に具現化したものだった。私は数ヶ月間、厳しい授業のペースや新しい環境での社交的な要求についていくのに苦労し、まるで水中にいるような感覚で過ごしてきた。このハイキングは、自分が不快感に耐え、その先に抜け出せることを証明するための、自分自身を取り戻す儀式になるはずだった。しかし、足元の埃を雨粒が黒く染め始めると、自分には荷が重すぎるのではないかという、聞き慣れた自己疑念の声が耳元で囁いた。

最初の1マイルは、拍子抜けするほど緩やかだった。道はシダの密生する茂みを縫うように続き、ブーツの下で砂利が鳴るリズミカルな音は、瞑想的な韻律を刻んでいた。私は場違いな自信が湧いてくるのを感じた。かろうじて合格した化学の試験や、悩み抜いて書いたエッセイのことを思い出し、この地形を制覇できれば、それらの学業上の障害など些細なことに思えるだろうと自分に言い聞かせた。しかし、傾斜が急になるにつれ、森はまばらになり、雲の中に消えていくような急勾配のスイッチバック(つづら折り)の道が姿を現した。呼吸は荒くなり、太ももの筋肉は鈍く脈打つような熱を帯びて抗議し始めた。